カテゴリー別アーカイブ: ISO17025とISO9001の違い

JCSS認定について何をすればよいか分からない

ISO9001とISO17025の違いについて、理解して頂くには、ISO17025;2018年版の規格要求事項の目次を見て下さい。その要求事項の構成により違いが分かり、取り組む内容に違いが出てきます。
ISO9001では、校正値を出して下さいとか、校正技術員の資格認定について、その根拠等を詳しく質問されることもありません。また校正室の環境条件についても質問されたこともないと思います。
またISO9001は直接的なメリットはありませんが、ISO17025(JCSS)は、直接 校正依頼者より校正証明書1枚につき、校正代金を頂くことができます。
また、ISO17025、JCSS認定は、世間、関連取引先において会社の評価を高くしてくれます。ISO9001取得よりISO17025取得はグレードの高く、取引先への信用、営業担当者もJCSS認定のロゴマークが名刺に使えてやりやすくなります。

JCSS認定までの道のりは長い

JCSS認定を受けられる社内の準備は、まずはJCSS認定のためのスケジュール表(構築進捗管理表)の策定から始めてください。
そして出来上がったJCSS認定のためのスケジュール表(構築進捗管理表)を壁に貼り、その進捗状況を確認しながら進めていく必要があります。
もしも大きく予定より遅れる場合には、もう外部のコンサルタントの力を借りるしかありません。第三者のコンサルタントは指導を行いながら、進捗も管理していきますから、
そんなに計画が遅れていくことはありません。
来月令和1年8月にJCSSに取り組みだしても、短時間で認定受けられるのは、令和3年2月頃です。
この計画はあくまでも、ハードで短時間の取り組みのばあいですから、世の中の標準的な取得期間は、3年以上です。
これは、ISO17025取得まで多くのことをやらなければいけないことと、現地審査をうけてからのJCSS認定まで半年ほどの期間を要すことです。
計画立てられる場合には、1月お正月、新年のあいさつ、3月の年度末、4月の年度始まりのあいさつ、5月のゴールデンウイーク,8月のお盆休み、12月の忘年会等の行事等により、スケジュールも影響を受けます。
JCSSの認定は、ご存知の通り、商品毎ではありません。”測定範囲”毎になります。
言い換えればその測定範囲の校正能力になります。

JCSS認定を受けるのに対して、今の校正能力で大丈夫?

特別考える必要はないです。今まで一般校正で実施されてきましたので基本的には十分大丈夫です。あとはそこにISO17025の要求を追加するだけです。
ただ技能試験への参加は、早く情報の入手をし,参加しなければなりません。

今の校正室で大丈夫?

校正作業を行うのに,認定機関の要求事項の環境条件を満たされれば,現状の校正室で大丈夫です。
JCSS認定は、認定を受けたからといって、売り上げが上がるものではありません。
JCSS認定は、〇〇県では、当社だけとか、全国でも〇〇では数社という謳い文句により、自社を世の中に知ってもらい、
徐々に知名度を上げていく会社の評価(信用の増大)には役に立ちますし、銀行等の信用も増します。

ISO17025,JCSS認定を受けるためにどんなことをしなければならないか?

ISO17025;2018年版の要求事項の理解がまずは大事です。
弊社のコンサルの内容にもありますが、外部の研修機関でもISO17025規格の研修を行っています。
例えば テクノファ https://www.technofer.co.jp/のセミナー
https://www.technofer.co.jp/isotrg/tm81/に参加されるのも良いかもしれません。
また、どんなことをしなければいけないかは、公開文書 JCRP22S01 JCSS 登録申請書類作成のための手引き の4ページに書いてあります。
この内容をもとにJCSS認定のためのスケジュール表(構築進捗管理表)を作成されて下さい。
また弊社で販売しています、①品質マニュアル,②品質・技術管理規定(22規定),③記録様式(65枚)、
④内部監査チェックリスト(トップ,品質管理責任者,技術管理者,校正証明書発行責任者,校正技術員の監査対象別に作成されています)
を購入され,参考にされましたら、取り組みにも大変役立ちますし,品質マニュアル等の作成の時間短縮になります。何をしなければいけないかも理解されてくるはずです。

ISO17025とISO9001の違い

これからISO17025を取得されようと検討される方
まずは,ISO17025とISO9001の違いについて書きたいと思います。
私が,指導をはじめて5年になりますが、やはり、企業様が取得される場合においては、しっかりした準備が必要です。
自社でISO17025を取得されると計画され、実際 取得(目標)されるのは,わずかな企業様だけです。
どうして、取得が厳しいのか?それは,多くの企業様がISO9001やISO14001の取得の経験があるからということで,
取得に向かってスタートされます。
ところが途中になって、いろいろな問題点にぶっかってこられて、構築がストップ,或いは停滞してきます。
自社の施設や設備が,認定機関の技術的要求事項を満たしていないことが分かったり,技術者の力量不足に気づかれたり
します。この2つの要因が一番,ISO17025取得の予定を狂わせてきます。
それは,この2つは,予算を計上する必要も出てくるからです。
予算が認められないと,ISO17025の取得も断念せざるをえなく、これからの会社の新しい部門の誕生の経営計画の
修正も必要になってきます。
つぎに取得期間についてです。
ISO17025の取得期間は,自社で取得の申請の提出までは、計画期間として設定できますが、認定機関の申請書の受付
から現地審査,認定までは期間は,企業サイトでは,予想することもできないのが実情です。よってこの期間は,おおよそ
5ケ月間ほどとお考え下さい。
よってISO17025の取得に要する期間は,10+5=15ケ月間ほどと思って間違いありません。
(何も問題なく構築ができた場合)
ISO17025の取得期間が,ISO9001やISO9001と大きく違う点の一つです。
また,とにかくこのISO17025は,ISO9001やISO14001と違いは,技術的要求事項が重要視されるのです。
よって,ISO9001,ISO14001のマネジメントシステムの仕組みは,出来て当然です。
そこで技術的要求事項に重点をおいて取り込む必要があります
内部監査,マネジメントレビューの実施完了が,審査申請書の提出の条件になりますが、
 それより企業様が,苦労されるのが
測定の不確かさの手順書に基づく不確かさの算出計算です。この計算結果のパジエット表及び最高測定能力の算出が,
実は提出書類でもあるのです。ここで引っかかって審査の提出書類が出せない企業様がほとんどです。
また,ISO9001やISO14001と違い,品質管理者だけでなく,技術管理者の任命も要求されています。
ISO17025の取得では,コンサルタントに依頼されるほうが,取得までの計画がスムーズに行きますので、是非
ISO17025の取得の際には、弊社に分からない点は,お尋ね下さい。
また取得に必要な品質マニュアル等の販売も行っています。
この品質マニュアル等のも参考もよろしくお願いします。
 
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