認定機関の選択について、書かせて頂きます。

 

公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)を推薦します。

どうして、JABを推薦するか?三つの点から述べさせていただきます。

①申請種類、技術文書等が提供され、その認定機関の方針が分かる点。

②予備審査があるかどうかの点

③すでに取得している企業の検索のしやすさ。

 

私の一つの考えについてもご参考下さい。

  • 認定機関には、
    • 独立行政法人製品評価技術基盤機構(Nite)

https://www.nite.go.jp/index.html

  • 公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)

https://www.jab.or.jp/

  • ペリージョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク(pjla)

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などがあります。

 

  • は国の認定機関、②は民間の認定機関、③は外資系(アメリカ)の認定機関です。

 

私の今まで指導させて頂いた企業様は、すべて1.の独立行政法人製品評価技術基盤機構(Nite)で認定を受けられました。それは、コンサルタントを採用されていますので、直接本審査を受けても対応できるからです。

 

でも コンサルタントを採用しなく独自で取り組まれる企業様、小規模な企業様で、審査を受けるまでに少し不安を感じられる企業様は、Niteは除外し、公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)やリージョンソン ラボラトリー アクレディテーション インク(pjla)の認定機関を選択されたほうが良いかもしれません。

それは、本審査の前に、予備審査という審査を受けてから本審査に進められる点です。この予備審査では、

認定機関が、本審査に進めるシステムが構築されているかを判断してくれます。

 

2.ところがどうして公益財団法人 日本適合性認定協会(JAB)が良いという理由を下記に掲げます。

A.審査の仕方

→審査の回数が違う。

  • ①のNiteは本審査(現地審査)の1回だけの審査
  • ②のJAB,③PJLAは、予備審査→文書審査→本審査の3回で審査

※1回だけの審査より3回の審査のほうが審査への対応がしやすい。

1回だけの審査は、一発審査になる。この審査だけで決定される。

まだしも下記の企業様には特におすすめです。

・ISO17025取得に初めてである(ISO9001等の取得の経験が無い)

・ISO17025取得の敷居が高い(本当に高いですが、やるしかない)から取得できるか不安である。

・人選が決定されていない(現在の試験に携わっている人にして下さい。数人でいいです。3人でも4人でも)

 

B.認定取得の申請公開書類の分かりやすさ

JABとPJLAの両方のホームページを見に行き、登録認定手順、登録認定申請書類を見つけやすい、分かりやすいか?

PJLAはアメリカの本社の書類の英文を和訳しており、その本数も少ない。専門の技術文書においては和訳されていなく分からない。これに対してJABはすべて文書が日本文であるのでわかりやすい。

 

PJLA

http://www.pjla.jp/iso17025/download/

 

JAB

https://www.jab.or.jp/service/laboratory/bal/

 

C.国内のどのような企業がJABを選択されているか、あるいはPJLAを選択されているか?

→PJLAは、アメリカのホームページで検索しなければならなく分かりにくい。

PJLA

https://www.pjlabs.com/search-accredited-labs

 

JAB

https://www.jab.or.jp/system/service/testinglaboratories/accreditation/

 

最後に

  • 認定適用をまず決めて下さい。

例えば、下記の認定証を参考にして下さい。

・機関名、所在地,・試験を実施する事業所,・認定範囲、・技術分類、

https://www.jab.or.jp/system/service/upload/RTL03780/RTL03780-jp.pdf

  • 試験機器を選定して校正に出す。
  • 人選の決定

トップ、品質管理者、技術管理者、技術者、試験結果報告書発行責任者 など。兼務は可能。一人の方がいくつもの役職を兼務することは可能ですが、多くの役職を兼務されると負担になりますので、2つの役職を兼務はOKですが、3つの役職を兼務するのは避けましょう。

例えば、トップ、品質管理者、技術管理者の3つの役職を兼ねること。

  • 試験方法手順書の整理・見直し
  • 不確かさの推定手順書,バジェット表は、構築をスタートして2~4ケ月以内で完成させましょう。
  • 技能試験への参加

 

以上 ご参考下さい。